まず、入浴の際、からだを洗うのには何をお使いでしょうか？
湯船には、どれくらい浸かってらっしゃいますか？
こんな単純なことが、じつはとても重要なんです。
1. からだは毎日洗わない。
ええーっ、と思われる方もたくさんいらっしゃると思いますが、じつはそうなんです。
大人になってしまえば、真夏や、激しい運動の後などでよほど汗をかいたときや、かなりの脂性の方を除けば、通常の生活でからだはそんなに汚れるものではありません。
わきの下、首から胸元、肩のあたり、足首から先とそれに局所、毎日洗うのは、それくらいで充分です。
洗いすぎて、からだから出ている『天然のクリーム』を落としすぎてしまい、気づかぬうちに乾燥肌になったり、抵抗力の弱いお肌になってしまうことも多いのです。
2. キモチいいタオルは、使わない。
ナイロンタオルが肌を刺激するというのはみなさんもうご存じでしょう。
それなら天然素材で、というわけで、さまざまなボディタオルが出回っています。
麻、綿、絹・・・さまざまな織り方で、風合いもいろいろで、迷ってしまいます。
でも、私がいちばんお勧めするのは、ふつうのもめんのタオル。
しかも、むこうが透けて見えるようなペラペラの・・・そう、よく粗品でもらったり、民宿に泊まったときにビニール袋に入って部屋に置いてあるような、あれです。
ひとたび水に濡れると、情けないくらいくたくたになりますが、その情けなさが、いいのです。
肌に負けてくれるから、すなわち、肌を傷めないのです。
これに piyokoハーバルマイルドシャンプー か、上質の石けんをつけて、洗ってみて下さい。
ややもの足りない洗いごこちかもしれません。
でも意外なことに、『キモチいい系』のタオルでゴシゴシしたときより、汚れは落ちているのです！
うそだと思ったら、『キモチいい系』タオルでからだを洗ったあと、もう一度、ぺらぺらタオルで洗ってみて下さい。
洗面器でタオルをすすぐと、・・・ほら、汚れています。
逆にぺらぺらタオルで洗ったあと『キモチいい系』タオルで洗ってみると・・・ハイ、すすいでも洗面器のお湯は、キレイなままです。
3. とても弱い肌は、手で洗う。
手は最良のスポンジです。
アトピーやアレルギーの方、乾燥してお肌が痛がゆくなっているような方には、ペラペラタオルよりも、こちらです。
ごしごしは禁物です、ガマンして下さい。
間違いなくひどくなりますから！
4. 湯船にはながく浸かり過ぎない。
シャワーだけではかえってからだを冷やしますし、ゆっくり浸かってあたたまることはもちろん大事です。
でも、お肌の弱い方には特に、『浸かりすぎ』は禁物。
1.でも触れた『天然のクリーム』をどんどんお湯の中に引っぱり出してしまい、無防備なかわいそうなお肌にしてしまいます。指先がふやける前に、が、ひとつの目安です。
5. 塩湯のススメ。
もしあなたが塩アレルギーでないなら、塩湯で汚れを落とす方法もあります。
ミネラルの豊富な天然塩を大匙2～3杯ほど、湯船に入れてみて下さい。汗といっしょに汚れも出て、さっぱりします。（産婦人科の先生で、新生児のうちは塩湯で充分、石けんなんていらない、なんておっしゃる方もいるくらいです。）
・・・・・毎日湯につかり、前出の要所だけ洗い、ときどき塩湯につかり、全身は3日～7日に一度手に石けんをつけて洗うだけでも、（モチロン、いちおしは piyokoハーバルマイルドシャンプー ですが）やってみれば、けっこう満足するものです。
お風呂上りのお肌に、なにをつけてもダメだったのに、入浴法、洗い方を変えただけで信じられないほど改善したお客様はたくさんいらっしゃいます。
お試し下さい！